ランドセット投資とは?
2019年10月9日(水)放送のNHKクローズアップ現代+で「ランドセット投資」が取り上げられました。
人口減少社会に突入した日本で、現在、なぜかアパートやマンションの建設が増えているといいます。
その原因の1つが「ランドセット」という投資手法の広がりにあるというのです。
【今夜10時】
— NHK「クローズアップ現代+」公式 (@nhk_kurogen) 2019年10月9日
土地と建物をゼロから購入して賃貸アパート経営を行う「ランドセット」と呼ばれる手法には、多額の借金を抱えるリスクが高いとの指摘もあります。
融資を行う金融機関にも問題が多発。
国や関係機関も調査と対策に乗り出しました。#クロ現プラスhttps://t.co/vKyNV5xv94
ランドセットとは、土地と建物をゼロから購入し賃貸経営をする不動産投資手法の1つ。
土地を持たなくても賃貸経営ができるとして2000年代後半より広まりをみせましたが、多額の借金を抱えるリスクが指摘され、今後大きな社会問題になる可能性があるといいます。
ここでは、放送内容や再放送、見逃し動画について紹介していきます。
築11年のアパートオーナー
茨城県水戸市。築11年のアパートオーナーの石田さん(仮名)
約8000万円を借金し、土地を購入して賃貸アパート経営をしている。
年間の家賃収入は約530万円、25年で回収予定だった。
しかし、数年経過したころ環境が変わり、家賃相場が下落。
10年目の時に不動産会社から家賃の値下げを求められたという。
想定より年間100万円の減収。
月あたりの利益は1万円程度しかないという。
借入時、そのような話は聞いてなかった
心配しなくて大丈夫と言われたという。
現在は「心配を通り越してつらい」と語った
ランドセット投資の危険性
借金をしてランドセット投資を行うオーナーは家賃収入をローンの返済に充てることになるが、家賃収入が当初の想定通りに入らないと、返済に行き詰まり、最悪はローンを抱えたまま破綻するという危険性もある。
今後は人口減少により、さらなる家賃の減額の可能性もある。
1990年代に広まったマンションアパート経営モデルはもともとは、土地をもつ農家などの資産活用として広まった。
しかし、2008年のリーマンショックにより、地方銀行の経営が厳しくなり、新たな融資先として土地を持たない人でも賃貸住宅の経営ができるランドセットが広まっていった。
しかし、家賃下落、金利の変動など、非常にリスクが高いのが実情。今その問題が指摘され始めている。
不動産投資をする際に気を付けるポイント
地方銀行は、ランドセット投資の見直しなどを行い、ランドセット投資は減っているが、投資をするオーナー自身も不動産や賃貸経営に関する知識をつけることが必要だ。
業者の言うことをうのみにせず、立地条件を冷静に見極める目も必要になってくる。
9日放送のクローズアップ現代+では過熱する不動産投資の現状とリスク、対策について考えていく。
再放送や見逃し配信はある?
クローズアップ現代+はその週に放送された中から反響の大きかった1本を厳選し、再放送しています。
毎週土曜 午前2時10分〜
10月8日、9日、10日の放送のなかからいずれか1つが放送されます。
何が放送されるかは、金曜の午後くらいになるとNHK番組表などで発表されます。
追記
今回の再放送は8日放送の「ディープインパクト名声いつまでも」となりました。
再放送も見逃してしまった、再放送が見たい回ではなかったという場合は放送から2週間限定でU-NEXTで見逃し動画を配信中です。(2019年10/23まで)
配信は終了しました。
「クローズアップ現代+」の見逃し配信について
「過熱する不動産投資に異変!賃貸住宅ビジネスの深層」についての配信はすでに終了しましたがU-NEXTでは「クローズアップ現代+」の放送約2週間以内の回を見逃し配信しています。
※配信されない回がある場合もあります。
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